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(2015・3・22) ★2004年8月 初めての五輪・パラ代表同時合宿 ともに銀メダルへ 「班目監督」との出会い 今では多くの競技において、五輪とパラの融合が見られるようになったが、そんなことなどほとんどの人が考えもしなかった2004年夏。 アテネオリンピックの直前、アテネ五輪自転車日本チームとアテネパラ自転車日本チームが一緒に合宿を行っていたことを知る人はいるだろうか。 事実として、2004年8月、おそらく史上初めて、五輪の代表チームとパラの代表チームが、真夏の日差しの下、一緒に走り、ともにメダル目指して合宿を行った。 まだ当時は屋内板張り250走路は無く、屋外の250走路で行われたこの合宿。蒸し暑い中だった。 オリンピックチームはアテネ出発直前で、軽めの調整のようであったが、4年に一度の最大の舞台を目の前にし、張り詰めた雰囲気が伝わった。 オリンピックチームはトラック競技に出場する、短距離男子の長塚選手・伏見選手・井上選手、そして中距離の飯島誠選手、さらに女子短距離の大須賀選手が参加していた。 鍛えられたすさまじい肉体、そして緊張感あふれる真剣な様子は、今までに見たことがないほどのものだった。さすがにオリンピック選手、圧倒された。 そしてこの時、オリンピックチームのヘッドコーチとして現場で指揮していたのが班目秀雄さん。この2年後にはパラの自転車日本チームの監督になり、数々の好成績を引き出しまたたくさんの新たな道筋を開いて文字通り新しい時代を切り開いてくれた方だ。その班目さんとの公式での初めての出会いだった。 オリンピック出発直前に、今までおそらくほとんど見たことがない障がいを持ったライダーたちと合宿の場を共有し、嫌がられるのでは、との心配があった。 邪魔に思われるかな、との不安があった。 しかしそんな心配・不安は当時のオリンピックチーム班目ヘッドコーチと会って挨拶をした際に即座に消え去った。 「お互いオリンピックです。一緒に頑張りましょう」としっかりとした口調で述べてくれた。 この言葉は生涯忘れられない。 この言葉が、この出会いが、後々の歴史的な成績と活動、新しい時代を切り開くことにつながったと思える。 この時からご縁があったのだろう。 選手の皆さんも、特に飯島誠選手は何度も一緒に練習を共にしたこともあり、違和感もなく接してくれた。 とてもありがたかった。 合宿では、当初はオリンピック選手が走っているときにはパラの人は休憩、パラの人が走るときにはオリンピックの人は走らない、という感じであったがやがて 一緒に走る という形になった。 タンデム・オリンピック選手・パラのソロ選手、といった並びで周回練習が行われていった。 画期的な、歴史的な光景だった。 日本の自転車が、新しい時代に入っていくのではと感じさせる瞬間だった。 長く閉ざされた扉はこの時に「鍵が開けられ」、そしてその2年後から、その新しい時代への扉は少しずつ押し開かれていった。パラ日本チームに班目監督が就任し、新しいことが次々と行われていった。 このアテネ直前合同合宿のおよそ2週間後、オリンピックチームは長塚・伏見・井上選手がチームスプリントで史上初の銀メダルを獲得。日本中を驚かせ、そして沸かせてくれた。 パラでも銀と銅のメダルを獲得した。 あの暑い夏の合宿が新たな時代に向かう歴史的な出来事だった。 当時の班目ヘッドコーチ、森メカニックはじめ五輪チームスタッフの皆さん、代表選手の飯島選手、長塚選手伏見選手井上選手、大須賀選手、合同での合宿を嫌がることもなく、一緒に場を共有するだけでなく一緒にトレーニングをしてくれて、本当にうれしかったです。ありがとうございました。皆さんが扉を開けてくれました。
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(2015・3・19) ★伝説のイベント 1999センチュリーライド 障がいを持ったライダーと一般健常者ライダーが競演 まだパラリンピックの名前すら認知度が低かった20世紀の1999年。 障害を持った多数のサイクリストと一般健常者サイクリスト・トライアスリートが合計100名ほど集まり、同じ場所で同時に同じコースを楽しく走ったり競い合うというロングライドイベント、センチュリーライドが行われたことを知る人は少ないだろう。 1999友好親善センチュリーライドとしてこの年6月に関東近郊で行われたこのイベント。 視覚障がいタンデム、重い脳性麻痺のトライシクル、義足の選手、など様々な障がい者ライダーがおよそ30名ほど。 そして、人数限定の中、参加申し込みをされた一般健常者サイクリスト・トライアスリート、合わせて100名ほど。定員はあっという間に埋まった。 障がいを持った人たちが自転車に乗るということへの認識も理解もまだ低かった当時において、これほどの数の人たちが、それも様々な障がいを持った人たちもいれば普段からバリバリ自転車やトライアスロンのレースに出ている人たちが集まって、同じ場所を共有するということは、ほかにはなかったことだろう。 ましてや、同じコースを同時に走って、一緒に楽しんだり、それどころか一緒にレースをするということは、今の時代においてもほとんど無いのでは。 イベント当日、スタート前には前夜からの雨もすっかり上がり、それほど暑くもなく、なかなかのコンディション。コースは広い敷地、平坦だが強烈な風を食らいやすいところだ。そんな中も、この無名ながらも画期的なイベントに参加してきた100名を超える選手はわくわくした様子でスタートエリアに集まってきた。サポートの人たちを含めると、200人近い方々がみられる。 このレース、100名ほどの参加者、いろいろなタイプの自転車があり、様々な選手がいる。安全を考えて、スタートはいくつかのカテゴリーごとに1分から2分ほどの間隔を置いての時差スタート。 まずは男子タンデムだった。この日は愛知県で障がい者も参加できるイベントがあったが、それでもスタートラインには5組の男子タンデムペアが並んだ。この1年4か月後のシドニーパラリンピックで日本人史上初の世界新記録で金メダルを獲得することになる選手もいた。 歴史的なイベントの号砲が鳴り響き、まずは5台の男子タンデムがスタートしていき、センチュリーライドレースが始まった。
すぐに一般健常ライダーたちが大集団でスタート。さらに義足などの選手、そして最後にトライシクルの選手たちがスタートへ。緊張のためか、なかなかスタートが切れない選手もいたが、ゲストスターターの方からの温かい言葉もあって、やがて緊張も消えて、笑顔で踏み出していった。 このイベント、160キロのセンチュリーを走る枠もあれば、ハーフの80キロもあり、それよりも短い距離の枠もあった。それぞれの参加者がそれぞれの目的・脚力に合わせて、一人でも多くの人に少しでも満足してもらいたい、そんな願いだった。 レースとしてとらえて、集団で先頭交代をしながら駆け引きを交えて走る選手もいれば、楽しく完走を目的に走る選手もいた。 タンデムも、トライシクルも、まひや切断の選手も、一般サイクリスト・トライアスリートも、同じコースを同時に、一緒に並んで、抜きあい、ペダルを回した。 タンデムで平均時速40キロ超で快走するペアの走りに唸る人たち。そのタンデムとずっと一緒に走り続けた一般サイクリストの強靭な脚力にも驚いた。 100名ほどの様々なライダーが、それぞれの目的のために、満足できるよう、自転車に乗った。 本当に画期的な、今もほとんどないような、夢のようなイベントだった。 1999年という時代にあんなことができたということが今も信じられない。 今であればもっと容易にもっと大きなものにできるだろう。 あの当時にこのようなことができたことはとても誇らしい。 この伝説のような1999センチュリーライドについては、あまり資料が残っていないようです。写真や詳細な記録などがある方はぜひご一報ください。 こちら(クリック) まで。 バリアフリーの良いサンプルとして後世に伝えていきたいものです。 |
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★本サイトについて 本サイトは、広く障がいを持った人の自転車やトライアスロンの情報発信を行って普及振興を促進し、またJCADの長年の記録を少しばかりでも残し、将来へのヒントになれば幸いです。その形でしばらくの間残すことになりました。 自転車やトライアスロンを盛り上げていくうえで、地味なツールの1つとなることを願っております。 障がいを持った人たちも普通に自転車をそして競技に親しめるように・・・ 本サイトについては、無償ボランティアによる作業のため、すぐに返信できないことが多々あるかと思います。申し訳ありませんが、ご理解のほどお願いいたします。 広く障がい者の自転車のことについて、どんどん情報発信が出来れば幸いです。 ・ パラサイクリング以外の障害カテゴリーについて、つながりを構築したい ・ どのようにして自転車を始めたらいいのか ・ こういうイベントがある、告知してくれないか ・ 仲間を募りたい ・ 共同で障害者用自転車を作成購入したい ・ 新たな活動を始めたい などなど、ささやかな交流の入口になれば、応援できれば幸いです。 なお、メールについては、必ず件名を明記してください。件名が; 空欄のメール、“こんにちは” “よろしく” “お尋ね” といったタイトル、 などについては、削除される可能性がありますので、あらかじめご理解のほどお願い申し上げます。 ご連絡は こちら(クリック) まで |
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(2015・3・18) ★強化費6倍増! 10日ほど前の報道で、日本パラリンピック委員会(JPC)からの各競技団体への強化費が2015年は2010年に比べてトータルで見ると6倍増になったとありました。 2020年に向けてますます機運が高まっていて、喜ばしいことです。 自転車の場合、2010年のJPCからの強化費はおよそ400万円程度だったかと。6倍だと2,400万円というすごい額です。6倍というのは前述のとおり全体の額を比べたものなので、実際にはもっと低い増加率かと思いますが、例えば4倍だとしても1,600万円。多数の遠征・合宿を十分こなせる額でしょう。自転車は2010年ごろにはすでに当時の担当ボランティア役員らの努力で選手の遠征や合宿での自己負担は全くと言っていいほどありませんでした。強化費の増大があるので今はさらによくなっていることでしょう。素晴らしいことです。 トライアスロンはJPC加盟したばかりですが、この流れに乗って強化をこれからますます進めていくことが期待されます。過去数年普及的なことを進め、それが実を結びつつあるのは昨年5月の横浜での大会での多数の参加者を見てもうかがえます。土台ができつつあり、それが強い選手の育成につながることでしょう。さらに強化費用面でもこれから増大が進めば、トライアスロンも強化が加速的に進むのでは。リオの出場枠獲得、さらには東京でのメダル獲得につなげてほしい、と願います。健常者との融合という点でトライアスロンは抜きんでており、強化費増大の流れに乗りながら健常者エリートのノウハウを生かして進めていくことで必ず良い結果は生まれると確信します。 ぜひ頑張ってください。 |
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(2015・2・16) ★2020東京 自転車はどこで 先日、2020東京大会の会場変更の可能性についての報道がありました。 自転車のトラック競技は当初案の有明での仮設トラックから伊豆ベロドロームへの変更の可能性が示唆されていました。 まだ何も決まったことはないと思いますが、気になる報道です。 当初案の有明と伊豆、それぞれの長所・短所を簡単にですが考えてみました; 有明: 長所 - 選手村や他の会場と近く、選手関係者そして報道陣も移動が容易。 当然ながら外国から来る選手団は成田・羽田からも近いので楽であるしお客さんも来場が容易。 短所 - 建設費用が莫大である。 当初よりも膨大になっている見積もりそして台所事情を考えると果たして新たに建設する余裕があるのか。 大会後の維持費用は? 伊豆: 長所 - すでに国際規格に合致した屋内板張り250走路がある。 国際大会も行われており、また2020までにはその数も増えるだろうから関係者も経験豊富である。 短所 - メイン会場から100キロ近く離れている。 移動は大変だろう。 あるいは選手村を別途伊豆に作るか。(ただその費用は有明に新たに競技場を建設するよりは安いだろうと思われ、大会後の利用も見通しがあるだろう) などでしょうか。 当初案で出来れば良いのでしょうが、費用・大会後のことを考えると関係者が伊豆への変更を真剣に考えるのはやむを得ないのかもしれません。 お金を無制限に使えるわけでもないでしょうし・・。 伊豆にはとてもとても熱心に自転車競技を長年にわたり育んでいる人たちがたくさんいます。 伊豆で行われるとしても、大会はきっと素晴らしいものになると確信します。 |
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(2015・2・15) ★費用・スポンサード 多様な支援に選手は支えられ 国際大会などに向けて選手を支えるためにいろいろな方々が苦労してサポートしてきました。パラのスポーツというと、支援が乏しい・選手は大部分を自費でまかなっている、という話が聞かれますが、必ずしもそうとは言えません。関係者は多大な苦労をして選手の負担を軽減し少しでも競技に集中してもらえるよう、努力してきたということも事実です。 自転車は2006年ごろから健常者のエリート競技関係者などとも連携を深め、そして資金面での体制確立にも努め、多くの方々からのご理解も得た結果、2007年秋から少なくとも2012年初頭まで海外遠征費用・合宿費用において選手の自己負担はほとんどありませんでした。ボランティアの役員たちが多大な犠牲を払い活動し、選手が遠征・合宿等の費用で困らないような体制を作り上げました。 機材についてもかなりのサポートを受けることができ、それが今日にもつながっていると思われます。 こういった流れは、2006年に就任された当時のパラ自転車日本チーム監督の功績にもよる面が多くあります。監督さんとボランティアスタッフでたくさんの新しい、画期的なことを導入してきました。(このあたりのことはまた後日紹介したいです。) 自転車についてはすでに確立されたものがたくさんあるので今後も心配はないでしょう。 トライアスロンはパラにおいてはまだ新しい競技ですが、日本においてトライアスロンにはパラの競技団体がありません。オリンピックに向けた活動を行っている健常者エリートの団体がパラのトライアスロンについても管理・運営をしているようです。これは日本で初めてかもしれません。素晴らしいことです。しかしこれが本来の姿なのかもしれません。(国際大会も健常者エリートとパラの大会が同時に行われることが当たり前のようです。非常に進歩的な競技ですね。) 日本のトライアスロンの競技団体においても、熱心で実績経験豊富なスタッフの方が幅広い活動を行い、一から築き上げてきている、そんな様子がうかがえます。日本パラリンピック委員会への加盟も昨年なされて、これからさらに、というところかもしれませんが、選手がスポンサー企業をできるだけ容易に獲得できるように強化指定を積極的に行い、選手を支えています。それもあってか、パラトライアスロンの選手にはスポンサードを獲た選手も出てきました。まだ新しい競技ですがこれからが楽しみです。 |
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(2015・1・14) ★今年もよろしくお願いします あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。 いつも当サイトをご覧いただき、心から感謝申し上げます。昨年は途中からあまりアップデートできなくなってしまいましたが、連日100〜200あるいはそれ以上のアクセスを頂き、大変うれしく思います。ありがとうございます。 今年はもっといろいろな情報・楽しいことを掲示できるよう、努めてまいります。 メールでもいくつも問い合わせいただきました。感謝申し上げます。今年もできるだけ早めに良い情報をご返信できるように頑張っていきたいと思っております。 よろしくお願い申し上げます。 今年が皆様にとりまして良い年になりますことを祈っております。 |
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(2014・12・30) ★パラトライアスロン横浜大会のお知らせ 横浜市から、2015年5月に開催されるパラトライアスロン大会のお知らせです。アクセスも良く、たくさんの方々からの声援を受けてのレースになります。 ; 世界最高峰のレース『2015世界トライアスロンシリーズ横浜大会』を、 つきましては、エイジ(一般)の部のエントリーを12月5日(金)正午から開始します。 ●大会概要、募集要項、お申込みは大会ホームページから http://yokohamatriathlon.jp/wts/ ●パラトライアストン大会の模様も配信しています! http://yokohamatriathlon.jp/wts/2015/video.html 一般エントリー 12月5日(金)正午〜(※定員に達した場合は抽選) (1)スタンダードディスタンス 800名 (2)スプリントディスタンス 250名 (3)リレーの部 50組(150名) (4)エイジパラトライアスロンの部 40名 (5)海外エントリー 100名(※先着) 大会名称:2015世界トライアスロンシリーズ横浜大会 主 催 :世界トライアスロンシリーズ横浜大会組織委員会 開催日程:平成27年5月16日(土)エリートパラ、エリート男女 17日(日)エイジパラ、エイジ(一般) 会 場 :山下公園トライアスロン特設会場 【お問合せ先】 横浜市世界トライアスロンシリーズ横浜大会組織委員会 TEL 045-680-5538 FAX:045-641-2371 E-mail:info@yokohamatriathlon.jp 横浜大会フェイスブックでは大会情報を発信します。是非、登録をお願いします https://www.facebook.com/pages/Yokohama-Triathlon/329409237105116
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(2014・10・5) ★日本勢大活躍中! 半年以上も更新できず申し訳ありませんでした。 この間、日本選手は各地で大活躍。自転車はロード世界選で女子タンデムペアの鹿沼・田中ペアが優勝するなど絶好調。おめでとうございます。 自転車選手の皆さんのますますのご活躍を祈ってます。 自転車は機材・資金で恵まれており、心配はないでしょう。 トライアスロンでは5月に横浜で国際大会が今年も開かれ上位入賞もありました。世界選手権では上位には入れませんでしたが明らかにクラス分けが不公平。 これについては今後改善の見込みもあり、来年からは日本選手の上位躍進が期待できます。 みなさんこれからも頑張ってください。応援しております! (パソコンを新しくしました。もしもちゃんと見れないなどありましたらメールでお知らせください。 こちらをクリック) |
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(2014・3・16) ★乗ってみよう!ビギナー向け情報B サドル ビギナー向けの情報第3弾は、サドルを取り上げてみます。 前回はレーサーパンツでしたが、レーサーパンツとサドルとの組み合わせで、お尻の痛み・不快感などといったビギナーの方が直面する問題を解決する手助けになれば幸いです。 自転車をこぐ際、通常着座してこぐことになります。最初にご紹介したペダル同様、乗っている間ほぼずっとライダーはサドルと接していることになります。ずっと体が接しているパーツですからとても重要ですね。出来るだけ不快感無く、そしてぺダリングが快適に出来るものがお薦めです。 フィジークfi'zi:km のArioneというサドルはロード乗りに広く愛用されているサドルの一つです。柔軟性の高いライダー向きと言われていますが、あまり体が柔らかくない人にとって乗りにくいものではないようです。 安定性に優れ、レースやハードなトレーニングでの快適なぺダリングを手助けしてくれます。少し硬めなので、ビギナーの方は戸惑うかもしれませんが、乗っているうちに慣れるでは。Arioneはいくつか種類があり、価格も重量も異なります。目安ですが、15,000円くらいから40,000円少々でしょうか。
自分は体が硬いので少し不安、という方はAntaresシリーズのほうが良いかもしれません。 サンマルコSan Marco のAspideシリーズから、Aspide Carbon FXを。その名の通り、カーボンレールでびっくりするような軽さです。最新バージョンにこだわらなければ、20,000円前後で購入可能かもしれません。関東のとあるショップでは18,900円でした。某ネットショップでは16,800円という驚きの価格も。前述のフィジークArioneに比べると柔らかいです。少し小さめですので、購入される前にお店に行って手に取ってみると良いかと思います。
ロングライド愛好家でとても評判なのが、セラSMP Selle SMP の穴開きサドル。先端が下がり気味で、中央のパックリ空いたような穴はとても特徴的で、ショップに行ってもひときわ目を引きます。Formaというタイプで価格はおよそ21,000円前後のようですが、長く乗っていても苦痛にならないという評判を聞きます。
サドルは体が接する時間が最も長いパーツで、敏感なものと言えます。どれが良いのか、またセッティングも人それぞれだと思うので、出来るだけ大きなショップに行って、手に取って見て、楽しんで選んでください。また、セッティングもじっくりとやってみてください。 レーサーパンツとあなたに合ったサドルで、快適なライドを、効果的効率的な練習をされることを願っております。 なお、大きなショップ ですが、関東ですと、ワイズロードなどが品揃えも良く、価格的にもリーズナブルで、そして定員の方々もとても親切熱心に教えてくれます。 |
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(2014・3・16) ★再掲載のお知らせ 2004アテネロード 2004年アテネ大会ロードの模様を、少し簡単にした形で、再掲載しました。 |
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(2014・3・6) ★再掲載のお知らせ 2004アテネトラック 2004年アテネ大会の模様を、少し簡単にした形で、再掲載しました。まずはトラックからです。遅くなり、申し訳ありません。 ロードも近日中に再掲載します。 また今後も、過去の大会の模様などを少し省略した形になりますが、少しずつ掲載したいと思っております。 |
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(2014・2・16) ★熱闘!名勝負A 2003オープンヨーロッパ選手権キャプテン佐久間の大健闘 2005年までは世界選手権は4年に一度、パラの中間年に開催されていた。パラの翌年および前年には大陸選手権が行われていたが実質ヨーロッパのみだった。そのためか、ヨーロッパ選手権にヨーロッパの国々以外にも参加が認められ、オープンヨーロッパ選手権として開催。 日本も2001年2003年と参加していた。 競技はヨーロッパも非ヨーロッパも区別なく行われ、総合順位も出された。 ただ、表彰は オープンの表彰とヨーロッパだけの表彰と2つ行われた。 国歌斉唱国旗掲揚はオープンでは行われず、メダルもそれぞれ別々だったが、実質世界選手権並みの規模で、特に2003年チェコ共和国で行われたオープンヨーロッパ選手権は翌年のアテネパラリンピックの出場枠に影響を与える最後の主要大会となり、各国の力の入れ方は凄まじいものがあった。 激しい戦いの場だった。 2003年9月21日、競技最終日。日本の佐久間明夫がLC1(現在のC5に該当)ロードレースで大健闘、素晴らしい走りを見せてくれた。 当時のレポートから一部抜粋します; 相変わらずの日差しだがすっかり慣れ、気持ちが良い。今日で終わりかと思うと少し寂しい。 朝9時から行われたLC1ロードレース78.1キロでは、日本の佐久間が大健闘、大いに沸かせてくれた。 このレースではフランスのJean-Marie Buchotが3周目から逃げると後続の大集団は追うことなく、終始1分前後の差をキープしたまま逃げが決まった。 佐久間は終始集団の好位置をキープ。上り坂では応援する日本チームスタッフ・選手にぺロッと舌を出したり笑顔で答えたり、余裕すら見えた。集団はけん制をしあうなど駆け引きが続く。周回を重ねても佐久間は衰えを見せない。その姿はかっこよかった。大きな期待が膨らんだ。LC史上初のメダルか!?入賞か!? 少なくとも、ロードレースでこれほどの走りをしてくれるのは小川の他はいなかっただろう。2輪では初めてだ。毎周回ごとに大きな声援が飛ぶ。 離れないでくれ!そのまま、そのまま! 最終11周目に入っても佐久間は集団にいた。あとは仕掛けどころ。このクラスはこれまでも大集団のままゴールスプリントに入ることが多く、スプリント力のある佐久間のゴール登場を皆で待った。 佐久間は残り1キロ前後で果敢に集団から飛び出す。しかし、残念ながら残り数百メートルの登りでつかまり、スプリントに入った集団に飲み込まれ力尽きた。 メダル・入賞の夢はならなかったが、その姿は感動を呼ぶものであった。 7月半ばには鎖骨骨折、まだ完治していないというのに大いに沸かせてくれた。
レポートにあるように、佐久間はそのちょうど2か月前、国内の一般レースにおいて、前走者の不注意に巻き込まれて落車し、鎖骨骨折。 何とも不条理な事故だった。 それでも、ボルトで固定し、すぐに練習再開。 翌年のアテネ目指した執念だったろう。 それがこのレースでも見て取れた。 当時の日本は、三輪系・タンデムでは良い成績があったが、通常の2輪のカテゴリーでは世界との差を痛感させられていた。その差を縮めてくれた、将来の可能性を作ってくれたのが佐久間のこの熱い走りだった。 しかもロードでの大健闘。 見ていて、信じられない思いだった。 日本の2輪カテゴリーの選手が、それもロードでここまでのレースをやってくれるとは・・。 本当にうれしかった。 そして、日本選手の大いなる可能性を見たように感じた。 そしてそれは、やがて現実となった。 その後、日本からは石井雅史や藤田征樹など2輪カテゴリーの強豪選手が出てきた。 佐久間が道を切り開いたから、石井や藤田らの今があるのかもしれない。 アテネのあと、佐久間は日本チームのキャプテンとして、チームを鼓舞した。 落車が幾度かあり、体はボロボロだったのかもしれないが、文字通り体を張って、若い選手を支えた。 佐久間も、多大な貢献者と言ってよいだろう。 感謝と敬意を表したい。 若い選手の皆さんは、佐久間の執念・根性・凄まじい努力の積み重ねをぜひ見習ってください。 過去の戦い(その過程も含めて)からは本当に学ぶことが多いです。この欄に紹介するレース・選手からも、改めて振り返って、学ぶことが多々ある、と今回も感じました。 |
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(2014・2・15) ★乗ってみよう!ビギナー向け情報A レーサーパンツ ビギナー向けの情報第2弾は、レーサーパンツ。 そう、自転車選手が下半身に穿いてる、あのピッチリとしたものです。 すっかり定着した自転車人気。新たにロードレーサーに乗り始める人の数は今も増え続けているようで、それらしい人を本当にたくさん見かけます。初めての方の中には、通常の スポーツウェア・短パンで乗っている人もかなりいるようです。 あの ピッチリした自転車用のレーサーパンツには抵抗があるのでしょうか。 しかし、ロードレーサーなどに乗ってのサイクリング・トレーニングにおいては、やはりレーサーパンツが最適です。 この機会に、レーサーパンツに切り替えることをお薦めします。 今の季節ですと当然タイツのようなロングのものになりますね。 レーサーパンツには、おしりのところにパッドが付いています。これにより、長く乗っていても痛み・不快感を抑えることが出来ます。 パッドの種類もいくつもあるようで、薄手のものから、少しゴワゴワしていますが乗っていても快適・ぺダリングにも支障が無いものがあり、実際のレースでももちろん使われています。 自転車用ジャージのトップブランドと言えるパールイズミでは、高品質・高機能のジャージ・レーサーパンツ等を作成しています。 パールイズミさんは日本が世界に誇れるサイクルジャージメーカーです。 レーサーパンツのパッドにおいてもその機能への人気は高く、3Dパッドシリーズは特にお尻に優しく同時に様々な姿勢にもフィットするものです。 「自転車にたくさん乗りたいけどお尻が・・」という方には特にお薦めです。 また、大阪のウィザードというブランドは、廉価ながらも使いやすい製品を作成しています。お手ごろな価格なのでまずは試してみたいという方には良いかもしれません。 お近くのショップで見てみるのが良いと思いますが、通販でももちろん購入できます。 テレビCMでも宣伝している、サイクルベースあさひ の通販サイトは本当にたくさんのウェア・パーツを扱っており、見ているだけでも飽きません。 パールイズミの製品もウィザードの製品も、このサイトで購入できます。 他にも通販サイトは各種あります。 お時間のある時に参考にしてみてください。 通常のスポーツジャージ・短パンから、レーサーパンツ・自転車用ジャージへ。新たな第一歩をぜひ踏み出してみてください。 サイクルライフがさらに広がります。 あのピッチリしたのはちょっと恥ずかしい・・・と思っている方・・・ いえいえ、恥ずかしくないですよ、今や日本で何十万人という人がレーサーパンツをはいて一般道で乗っています。とても快適ですよ!
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(2014・2・8) ★作り上げた人たち@ 旧JCAD創設者・会長菊池さん 日本における、障害者自転車及びパラリンピックに向けた大きな活動が立ち上がったのは、1990年。その年8月、日本で初めて健常者エリートの自転車世界選手権が行われました。猛暑の前橋でのトラックには当時まだエリートの世界選でも正式種目だったタンデムスプリントで日本の高校生ペア、稲村成浩選手と斎藤登志信選手がペアを組み大活躍、世界の強豪を相手に銀メダルを獲得しました。テレビ新聞でも「高校生ペア」として大きく報道され、世間を沸かせました。 この偉業は視覚障害を持つ1人の青年にとって大きなモチベーションとなりました。 「視覚障害があっても、タンデムを使えば自転車に乗れる。 やってみよう。」 同年11月、27歳の視覚障害者菊池豊明さんを中心に「第1回タンデムサイクリングを楽しむ会」を開催、同時に「日本障害者自転車協会(JCAD)」が設立されました。 そこから日本の障害者自転車が構成され、そしてパラリンピックへの道が始まったのです。 その第一歩を始めたのが、JCAD創設者であり最後まで会長を務めた、菊池豊明さん。 全体のために、将来のために、自身のお金を費やすことも時にしながら、色々な方々に頭を下げ、機材を集めたり、人を集めたり。 そして毎年2回ほどのペースで「楽しむ会」を開催。 回を重ねるにつれ、サイクリングだけでは物足らず、競技志向を持ったサイクリストが現れるようになったり、視覚障害以外にも脳性まひや運動機能障害などを持ったサイクリストからも問い合わせが寄せられるようになり、93年より全国大会である「日本障害者自転車競技大会」が行われるようになりました。 ご自身は視覚障害者ですが、だからと言って視覚障害者だけにとどまることなく、他の障害カテゴリーも温かく迎え入れました。 また、海外とのやりとりも熱心に行い、国際大会への参加はJCAD設立の翌年のフランスでのタンデムレースにはじめて参加。 国内の一般のレースにも健常者に混じって耐久レースを中心に出場するようになりました。 その後も菊池さんは最後まで日本の障害者自転車の精神的支柱として、自己犠牲を払いながら、活動を支えてくれました。 多くの選手たちによる国際大会における数々の活躍も、また今の団体の活動があるのも菊池さんが本当に大変なご苦労を続けてくれていたからだろうと思います。 菊池さんが1990年から長きにわたり多大な苦労をされていなかったら、たくさんのメダルも今の活動も無かったことでしょう。 最大の敬意・評価・感謝を表したいですね。 菊池さんのことは皆さん是非知っておいてください。そして高く評価し続けて頂ければ幸いです。
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(2014・1・22) ★熱闘!名勝負@ 2003オープンヨーロッパ選手権男子タンデム大城・丹沢ペア銀メダル サーバー容量の関係で、2007年以前の資料は削除していましたが、「以前のものをなぜ消したのか? 再度アップしてくれ」というお叱り・ご要望を頂きました。 元ボランティア役員が自費で維持しているサイトで、あまり大したことは出来ませんが、出来るだけ古いレポート等も再度アップ(全部は無理です・・)したり、あのころのストーリーを紹介したいと思います。 その第一弾として; 2003オープンヨーロッパ選手権での日本選手の熱い走りを紹介します。 当時はパラの自転車の世界選手権はIPCの規則に従い、4年に一度。パラリンピックの中間年に行われていました。(現在は毎年開催) それ以外の年、つまりパラリンピックの翌年および前年には、地域選手権が行われていましたが、実際のところはヨーロッパだけで行われていたと言って良く、2001年2003年のヨーロッパ選手権は非欧州の国にもオープンで行われ、実質世界選手権並みに行われました。 日本チームもこのいずれにも参加。特に2003年は翌2004年アテネパラリンピックの枠を決める最後の主要大会ということもあり、総勢20名近い選手団で開催地のチェコへ。 長い旅でした。 前半のトラックの3日目、プラハの屋外コンクリート333mバンクに歓喜の時がやってきました。 男子タンデム1キロタイムトライアルで、日本の大城竜之(視覚障害)・丹沢秀樹(パイロット)ペアが見事に銀メダルを獲得。 以下は当時のサイトに掲載したレポートからの一部抜粋です; この日朝から、2人の表情は明るかった。 「脚は軽いですよ」「(脚が)良くまわっています。今日はとても集中できますね。」と2人は緊張のかけらも見せずに語った。(勝負のこの日、集中できるよう環境を整えてきました!) 昨年もそうであったが、「何とかいけるのでは」という予感が。 相変わらず強烈な日差しが照りつける昼に行われた同種目、何組かの出走取り止めや再発走があった。 予想通り、4番目出走のDan Gordon/Richard Storyのイギリスペア(スプリント銀)が力強い走りを見せ、1分5秒900をマーク、トップに立つ。 17番目出走の大城・丹沢。 依然トップはイギリスペア。大城ペアがスタートエリアへ。 祈るように見つめる。 大変な苦労をしてきた2人。 何とかメダルを獲らせてあげたい、獲って欲しい。 ついにスタート。 まずまずの飛び出し。 快調にペースを上げる。 イギリスを0.14秒リードする初周ラップをマーク。 2周目を終えても依然イギリスペアをリード、しかしその差は縮まった。 最終バックで苦しんでいるのが感じられた。 踏め!まわせ!苦しかったことを思い出せ! 最終4角からもう一度踏みなおしてゴール。 イギリスには届かず。 残りはあと3組。 再発走のスロバキアはこの種目ではやや劣り、気になるのはあと2組。 02世界選で大城ペアの上を行く4位(大城ペアは5位)だった強敵のAchim Moll/Coliasch Torsten(ドイツ)が日本の直後に発走。祈るような気持ちで見つめたドイツペアの走りは後半失速。 たれた最終バックで大城・丹沢のメダルを確信。結局ドイツは1分7秒546で3位。 そして最後に世界チャンピオン、豪のKieran Modra/Darren Harryが登場。圧倒的な走りをするのか、と思われたが、スタート直後にスプロケットの不良で再発走に。2回目のスタートも直後にフレームに亀裂が入りDNF(棄権)。 この瞬間、日本の銀メダルが確定した。喜びを爆発させる大城・丹沢。 涙を流し抱き合ってスタッフと喜びを分かち合う。 長く苦しい練習の末に銀メダルを掴んだ大城・丹沢ペア。 大きな拍手を送り称えたい。 ![]() 今振り返っても、本当に立派な走り、素晴らしい瞬間でした。大城のさわやかな笑顔と「やりましたよ〜!」と明るく弾む声、丹沢パイロットの涙、忘れられないです。 翌年のアテネはわずかに及びませんでしたが、大城・丹沢ペアは本当に良くやってました。 大城は2016・2020目指して今もバリバリトレーニングに励んでいる。この姿を再現してくれることを確信しています。北京からのチームメート、石井や藤田と一緒に、やってくれるでしょう。 この大会、ロードでも日本選手の驚くような走りが見られました。それはまた後日・・。 (この大会のレポートは後日再度アップできるように努めます。 また2001のレポート、その他についても、出来るだけアップできるようにしたいです。ご要望あればお知らせください。 こちら(クリック) まで ) |
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(2014・1・20) ★乗ってみよう!ビギナー向け情報@ ビンディングペダル 新しい年になり、今年から自転車に乗ってみようという方へ、不定期になるかもしれませんが、簡単な情報をお伝えします。何かの役に立てば幸いです。 自転車を始めよう、という時には下記1月9日付の内容にあるように、お近くのショップなどに行ってみるのが一番かもしれません。 しかし、いきなり専門店に行くのも・・・ 敷居が高いのでは・・・ と躊躇される方もいるかと思います。 自転車について、いくらかでも知っていることがあれば足も進みやすいかもしれず、小さな情報を断片的にですがお伝えしたいと思います。 ロードレーサーなどの競技で使えるような自転車は、当然ながら ママチャリ などとは異なります。あまりにも違いが多すぎるのであれもこれもはとても書けません。 今回は、ロードレーサーを買うとして、さあそれからどれだけ効率的に使って行くか、どれだけ 「自転車選手」に近づけるか、それに向けた情報に絞ってお伝えします。 ママチャリに乗るときとの違いの一つには ペダル があります。 ママチャリなどのペダルは、いわゆる平たい、フラットなもの。 運動靴をはいた足をそのフラットなペダルに置き、その足でペダルを下方向に「踏んで」前に進んで行くものですね。 ロードレーサーなどの競技で使う自転車では、足を置くだけのこのフラットなペダルは使わないです。 代わって、シューズをペダルに固定するビンディング形式が使われることがほとんどです。 専用のシューズの底にクリートと呼ばれるプレートをネジで固定し、そのクリートをペダルにはめ込み固定します。 これによって、下方向に「踏む」だけでなく、「引き上げる」ことができ、非常に効率的に快適に足を回転させて前に進めて行くことが出来ます。 シューズとペダルを固定すると、信号などで止まるときにはずれないのでは・危ないのでは、と思われるかもしれません。 しかし、クリートは横にクイッとひねるとはずれます。 はめるときも、軽くひねるように押し込めば固定できます。 最初は少し戸惑うかもしれませんが、少し練習すればたいていの場合慣れます。 慣れるまで、着脱の練習は早朝など安全な時間帯・場所を選んで行ってください。 一度ビンディングを使うと、もう絶対にフラットペダルには戻れないほど、快適です。 足に障害がある方の場合、不安があるかもしれません。 お近くのショップに行って、熱心にお話しをし、例えばチーム員の方に試しにクリート着脱を練習させてもらうと良いかもしれません。 ビンディングのペダルはハイクラスのもので2万円前後、安いものだと5千円以下でも購入できるようです。 シマノのアルテグラのラインアップであるPD-6800というペダルは定価13,000円台。260gと比較的軽量で、足の力がとても効率的に伝わり、円滑なぺダリングを実現してくれます。クリートのしまり具合の調整も可能です。 クリートをはめる時の響き渡る音がたまらない、という愛好家も多くいます。そういった方はルック社のペダルが好みなのかもしれません。180gのチタン製のものは28,000円を超える価格のようですが、軽量でとても魅力的です。 私は最近までルックのペダルを長年使ってました。あの独特の パチーーーーン という、着脱の際の響き渡る音は快感でした。 よおーーし、乗るぞお---!という気持ちを高めてくれました。 最近、シマノに変えてみました。 音は圧倒的にルックのほうがたまらなく好きで、あの音が聞けないのは寂しいです。 しかし、シマノのPD-6800もその性能はさすがで、足の力の伝達効率・快適さはすばらしいです。ストレスをほとんど感じることなくペダルを回せます。 他にも各種ペダルはあります。 みなさんそれぞれに合ったものを、楽しみながらぜひ探して、新しい自転車ライフの第一歩にしてみてはいかがですか。 ビンディングペダルとシューズで、新たな世界へ!良かったらどうぞ! ![]() (ビンディングペダルの一例です;シマノPD-6800) |
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(2014・1・9) ★謹賀新年 Q&A 2014明けましておめでとうございます。 昨年はあまり更新・情報提供など出来ませんでしたが、それでも毎日かなりのアクセスを頂き、とてもうれしく思います。 ありがとうございます。 今年もよろしくお願いします。 昨年少なからぬ問い合わせ等を頂き、出来る限り返答はさせていただいておりますが、その中で主なもの・過去においてしばしば頂いた問い合わせについて、以下に簡単にですがまとめてみました。今後のご参考になれば幸いです; Q1) 障害を持った人でも乗れる自転車を作ってくれたり加工してくれるところはあるのでしょうか?; A: あります。例えば、都内にはレースに出るにふさわしい障害者用自転車(タンデムやトライシクルなど)を実際に作ったり、ライダーに合わせて加工してくれるところが複数あります。中にはパラリンピック自転車の金メダリストを生み出しているところも。 そういったところはいずれも自転車の専門家の方々がやっているショップですが、あなたが真剣で情熱があり、自転車に真摯に打ち込むのであれば、話は聞いてもらえるのではないでしょうか。 また、海外の製品の輸入も可能です。パラの自転車のタンデムは今はスペイン製のフレームを使っています。 フレームはそれほど高価でもありません。 いずれにしても、ご興味があれば詳しくは こちら(クリック) までお問い合わせください。 Q2) しっかりした指導を受けたい、しっかりした人たちと乗りたい、どこかにその希望をかなえてくれるチームなどはありますか?; A: これもあります。ショップのチームなど、実際いくつかの実業団クラブチームなどに入って各地で一般の人たちと一緒になって乗っている人たちがたくさんいます。 一般論ですが、原則、ご自身で安全に走れることが前提と思います。しっかりとした体力と安全性を身につけて、どんどん門をたたいてみてはいかがですか。 知識と経験のある、エキスパートがいる一般クラブチームなどにどんどんお世話になる・加わるのがとても良いのではと思います。 障害者関係者だけで固まらず、知識経験・脚力のある一般の人たちと交わりましょう! 上達するにはそれが一番の近道では。 礼儀と謙虚さを持って、いろんな人たちからいろんなことを学び習得して行きましょう! Q3) そうは言われても、障害を持った人が安全に走れるところなんて有るのか?; A: あります。たくさんあると思います。いちばん身近なのは;今の時期朝はかなり寒くてつらいですが、例えば週末の朝などは道路も車は少ないです。もちろんどこに行っても100%の安全性は誰も保証出来ませんが、安全率は高まるはずです。首都圏でも特に少し奥に行けばさらに交通量は少なくなります。 ご自身に合った、広く安定した路面を選んで、週末の朝の時間帯などでまずは安定した走りになるよう、頑張ってみてください。そこで安定した走り・脚力を付けて、上記のように一般チームの門を叩いてみてはいかがですか。 また、タンデムは道交法の規制を受けるようですが、走れる一般道も増えてきました。 タンデム自転車交流協会では、タンデムで走れるところの情報を提供しています。ぜひご覧ください。 http://tclc.cycling.jp/ タンデムで走れるところ、さらに増やしていきたいですね。 Q4) タンデムのパイロットには誰でもなれるのか?: A: 自転車競技大会に出るにあたっては、競技規則があります。 過去2年〜3年に国を代表して健常者のワールドカップや世界選手権に出ていた人などは競技大会にパイロットとして出れ無いなど、トップレベルで活躍していた人がパイロットになるにあたってはいくつか細かい規制がありますがすでなければそれほどの規制はありません。正確なところは、日本自転車競技連盟(JCF)のサイトにある競技規則をご覧ください。 http://jcf.or.jp/?page_id=218 Q5) 男子と女子混合のタンデム種目はありますか?; A: 前乗りつまりパイロットが男子、後ろの視覚障害者が女子、あるいはその逆、というものですね。現在はパラリンピックや世界選手権などでの種目には残念ながらありません。以前はありました。 ただし、パラや世界選などとは関係ないところでは一部行われているところもあるようです。 Q6) 一般の大会含めて、国内の大会に出たい、どうすればよいのか。どんな大会があるのか?; A: 国内の自転車の大会については、日本自転車競技連盟(JCF)にお問い合わせされると良いかと思います。 http://jcf.or.jp/ また サイクルスポーツ など自転車雑誌にも様々な大会の情報が掲載されます。ご活用ください。 Q7) 海外の大会には誰でも出れるのか? 日本代表でなければ海外の大会には一切出れないのか?; A: 原則個人で出れます。世界選手権など大会によっては国の代表でなければ出れないものもありますが、それ以外であれば、たいていの場合問題ないはずです。ただ各大会の規定にもよります。 今後海外のレースについて興味があればどうぞこちら(クリック)にお問い合わせください。 Q8) 海外の大会に出る際の注意点は?; A: まず、保険。必ず入ってください。それもできるだけ補償の大きいものがお薦めです。 また、機材はまず間違いなく超過荷物になると思われますが、そのサイズ(重さだけでなく寸法も!)については十分に気をつけてください。この数年で超過荷物については非常に厳しくなりました。 事前に航空会社などに必ず確認しておかないと、いざ出発のために空港に行っても航空会社から拒否されたり驚くような額の超過荷物代を請求されることもあり、そうなったら大変ですので。 参加に際しては、国際ライセンスが必要になる場合が多いです。事前に取得する必要があります。 国際ライセンス、と書くと、何だかとても敷居が高いように思えますが、事前に日本自転車競技連盟傘下の都道府県の連盟に登録し、そして海外のレースに出る前に(1カ月以上前というくらいの余裕を持った方が無難です)国際ライセンスを申請すれば取得できます。 何かありましたらどうぞお問い合わせください。こちらまでどうぞ(クリック) 新しい年、2014年。一般健常者の皆さんと同じように、自由にどこでも自転車に乗れる、そんな風景に近づける年になれば幸いです。そこから強い選手・巧い選手がどんどん出てくることでしょう。 |
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(2013・12・21) ★2014パラトラック世界選 4月にメキシコで 12月20日、UCIは2014パラサイクリングのトラック世界選が2014年4月にメキシコ・アクアスカリエンテスで行われることになったと発表した。 UCI発表のプレスリリースによると、4月10日から13日の日程とのこと。 藤田選手は相変わらず好調な様子。大城ペアや石井雅史選手は今年の全日本トラック選手権で好タイムをマークしている。女子の選手も出てきた。 頑張れ日本選手! |
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(2013・11・4) ★アスリートの魂 再放送のお知らせ パラトラ古畑 NHKの アスリートの魂 パラトライアスロンの古畑選手の特集、再放送が決まりました。放映日時は以下の通りですが番組ホームページや新聞等でご確認ください; 11月7日(6日深夜)NHK総合 午前1時40分 番組公式サイトは; http://www.nhk.or.jp/tamashii/ 先月見逃した方は、今回ご覧ください。 |
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(2013・10・6) ★アスリートの魂 パラトラの古畑を特集 NHKの アスリートの魂 という番組で、先月のパラトライアスロン世界選手権4位に入った古畑俊男選手が特集されます。 放映日時は以下の通りですが番組ホームページや新聞等でご確認ください; 10月7日(月)BS1 午後9時 10月10日(9日深夜)NHK総合 午前1時30分 10月13日(12日深夜)BS1 午前0時30分 番組公式サイトは; http://www.nhk.or.jp/tamashii/ 古畑選手は長年健常者エリートに混じってトライアスロンに参加、宮古島2位(もちろん障害者のカテゴリーではなく、一般健常者の年代別での成績)など、素晴らしい実績を残してきました。 2000年代半ばから後半はパラの自転車競技にも参戦。 2008年の北京パラ、自転車競技日本の枠は本来は5つでした。 5つ目の枠は古畑選手に与えられるはずでした。 しかし、国際競技団体は下位の国にも枠を与えるためなどとして上位の国の枠を軒並み減らし、そのため日本も本来の5つから4つに枠を減らされました。 古畑選手の北京パラ出場の夢は残念ながら奪われてしまいました。 そんな悔しい思いにも負けず、それ以降も精力的にトライアスロンを続け、地道で厳しいトレーニングを積み重ねていたところ、2016リオからパラにおいてもトライアスロンが行われるとのニュース。 大きな期待と注目を浴びています。 自転車選手同様、古畑選手にも温かいご声援とご支援をよろしくおねがいします。 |
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(2013・9・14) ★続々と世界選手権 日本選手活躍 パラのロード世界選手権が8月下旬に行われ、藤田征樹選手がロードTTで4位に入るなど、日本選手が健闘しました。 藤田選手は北京パラ・ロンドンパラとメダルを獲得後も、驕ることなく、引き続き活躍するところは本当に立派、3年後のリオ、7年後の東京に向けて、ますます頑張ってくれるでしょう。 根性・熱意など備わった本当に真のトップアスリートになりました。 健常者エリートに引けを取らないサイクリストと言えます。 これからも藤田選手を注目してください。 自転車を使うもう一つの競技がトライアスロン。パラトラとして、リオからパラリンピックでも正式種目となります。こちらも世界選手権が昨日9月13日にロンドンで行われました。国際トライアスロン連合はエリートの世界選と同じ期間同じ場所でパラトラも開催。 公式サイトの結果によると、古畑俊男選手が4位に入り、こちらも力のあるところを見せてくれました。 片足の鉄人は、やはりリオ・東京目指して、頑張ってくれるでしょう。 藤田選手古畑選手はじめ、必死に努力を続ける日本選手への応援、よろしくお願いします。 日本の素晴らしさを見せましょう! |
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(2013・9・8) ★TOKYO 2020決定! 2020年のオリンピック・パラリンピック開催地が東京に決定! やりました! これから2020年の選手を目指す方が増えると思います。ぜひ頑張ってください! 役立てるようなことをして行きたいと思います。 日本の素晴らしさを見せましょう! |
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(2012・11・25) ★パラ黄金メンバーも集結 ジロデシラカワ2012 昨年3月の東日本大震災からの復興を目指す福島県。その福島県の白河市で、11月11日にジロデシラカワという自転車レース・イベントが行われました。 JR白河駅前のメイン通り往復1.4キロを通行止めにして、クリテリウムレースやサイクルイベントを行い、五輪代表を多く生むなど自転車競技が盛んな白河をアピールすべく、また震災や風評被害によるダメージからの回復にもつなげようというもので、県内各地だけでなく、東北・関東各県からも多くの参加者らが集まり、賑わいを見せました。 このイベントには、地元白河が生んだ五輪銀メダリスト(アテネ・チームスプリント)の伏見俊昭選手やロンドン五輪代表の新田祐大選手がトークショーや一般参加者とライドを行いました。 そして、同時に、パラリンピック代表選手らもこのイベントを盛り上げてくれました。 地元福島県出身でアテネパラリンピック代表、2006年そして2007年は日本チームキャプテンとして2008年北京パラでの大活躍の下地を作った佐久間明夫さんは一般のレースに出場。自身よりもずっと若い選手たちに負けず劣らずの健脚ぶりは相変わらずでした。 そして、2008年北京での歴史的な大活躍の立役者、石井雅史選手と藤田征樹選手も、伏見選手新田選手と同じく、ステージ上にてトークショーを行い、たくさんのサイクルファンたちにメダルを披露したり裏話を語ってくれて盛り上げていました。石井選手の北京での金メダル、藤田選手の今回のロンドンでの銅メダルにはファンだけでなく、伏見さん新田さんも熱い視線を送っていました。 また、このイベントのオーガナイジングスタッフとして、北京パラ自転車競技日本チーム監督だった班目秀雄さんが準備段階から活発に動き回り、素晴らしい大会を実現させてくれました。 実業団などの大会でも見たことが無いくらい多くのスポンサーをかき集め、最後の表彰式や抽選会では本当にたくさんの賞品などを参加者に渡すことが出来たのは班目さんの功績でしょう。参加者は皆さんとても喜んでいました。 レース中は解説・実況なども行い、愉快な話もいくつも飛び出して沿道のファンはとても楽しんでいました。 たくさんの皆さんの熱心な準備・運営により、ジロデシラカワ参加者は皆さん楽しんでいましたし、レース・イベントは本当に盛り上がりました。 まだまだ困難なことも多いはずの被災地福島・白河でのこのイベントで、パラリンピック自転車代表として活躍してきた選手・スタッフの皆さんが、このイベントに積極的に関わり、復興に向けて献身的に貢献する姿を見せてくれたイベントでもありました。 福島のために出来ることを、という思いを実践してくれたようでした。 佐久間さん、石井選手・藤田選手、班目さん、お疲れさまでした。 今回のジロデシラカワ、初めての大会で告知期間も1カ月弱と短かったにもかかわらず、およそ300名ほどの参加者でにぎわいました。 駅前のメインストリートでのレースはなかなか経験できるものではありません。 加えて、ドリンク・軽食のサービスもあり、参加賞も多くあり、また最後の抽選は本当にたくさんの景品がプレゼントされていました。 トップ選手と会える機会でもありました。 来年も行われる予定とか。 来年は皆さん良かったらぜひ参加してみてはいかがですか。 白河にはおいしいラーメン屋さんもあります、また、少し奥に行くととても良い温泉もあります。 ぜひ行ってみてください。 |
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★ちょっと良い話その3 地獄からの復活 元王者の意地見せた 2012ロンドン大会、男子Cクラスの1キロタイムトライアルは、C1からC3クラスまで 及び C4クラスとC5クラス が統合されて競技が行われた。 それぞれ、この大会でもっとも厳しい戦いの一つとなっていた。 そんな中も、C4の石井雅史選手は、C4/C5統合1キロTTで6位入賞。 C4クラスだけであれば3位であった。上位3名はいずれも障害の軽いクラスであるC5の選手だった。 非常に立派な結果と言えるのでは。 結果だけではなく、このロンドンまでに石井選手が歩んできた、あまりにも過酷な日々を文字通りもだえ苦しみながら通り抜けてきた努力と自転車への真摯な姿勢が立派と言えます。 2008年の北京大会で金メダル1つを含む3つのメダルを獲得し大活躍。特にトラックでの2つのメダルは、クラス編成がロンドンと同じであっても、統合クラスであっても、確実に獲れたものでした。それほど強かったのです。 北京後も、順調にタイムを伸ばし、新たなクラス編成になってもメダル確実、どれだけ伸びるか、楽しみにしていたファンの方も多かったと聞きます。 しかし2009年9月イタリアでのロード世界選手権ロードレースで、ゴール直前外国選手にあおられるようにしてフェンスに激突、跳ね返って路面に頭から叩きつけられる大落車。 頸椎・鎖骨・腕など10数か所の骨折。 さらに肺も損傷。 頭部はパックリと割れ。 加えて、運ばれたイタリアの病院の扱いは目を覆いたくなるようなひどさ。 もう自転車に乗ることは難しいだろうと思われたほどでした。 この瀕死の重傷からも、少しづつ少しづつ回復。 それでもあまりの大怪我、なかなか事故前のようにはいかなかったのか、フラストレーションがたまることもあったことでしょう。 そんな苦しい日々を乗り越え、今年2月の世界選では1キロTTで5位にまで順位を上げ、ようやく大きな回復基調に乗った・あとはロンドンで再び勝負、と思われました。 しかしながら、ロンドン選考に向けての彼への役員・スタッフからの評価はどういうわけか低かったようです。すんなり選考はされず。1つの種目(1キロTT)において、より入賞に近いという点では十分値すると思われましたがどういうわけかその評価を与えられなかったようです。(その明確な正当な理由はとうとう最後まで示されませんでした。) 特定の選手の一番可能性の高い・一番得意とする種目での可能性を否定するかのような評価でした。 あの瀕死の大怪我から、もがき苦しみながら少しずつ回復、ようやくここまで来たと思ったら信じられないような低い扱い。 そんな扱いを、石井選手ははねのけ、代表権を確保。 そして、入賞の可能性をおおいに疑問視された1キロTTで見事に入賞。 日本チームに大きな貢献をしてくれました。 選手の入賞率が100%になり、今後資金面でプラスになり得ます。 元王者として、そして再び瀕死の重傷を負ってそこから必死に回復を目指した真摯な自転車競技選手としての、意地とプライドを見せてくれたかのようでした。 本当に大きな意味を持つ、見事な統合クラス1キロTTでの入賞でした。 石井選手はこの経験を今後もさらに生かして、たくさんの活躍・貢献を日本の自転車シーンに提供してくれることでしょう。 さらなる活躍を期待したいです。 今回の石井選手の意地の入賞は、以前のパラでのある種目を思い出させるものでした。日本のある選手が4年に一度の最大の大会でメダルを取りましたがその時ピットにいたスタッフの方々は全く喜んでいないかのようでした。 色々とあったのでしょうが、選手がメダルを取って喜んでもいないスタッフはあまりいないのでは。異様な光景でした。 選手は以前から見返してやろうと思ってたのかもしれません、その意地が見事に成果を呼び起こしました。 ピットのスタッフは チッ、という感じでしたが、スタンドで応援していた人たちは大興奮、大きな拍手を送っていました。 今回の石井選手もその選手たちもみんな立派に戦っていました。 情熱と裏付けのある自転車競技者でした。 改めて敬意を表したいです。 (2012年9月20日) |
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★ちょっと良い話その2 藤田と義肢装具士さん “ブラザー”絆でつかんだメダル 2012ロンドン大会、男子C3ロードタイムトライアルで見事に銅メダルを獲得した藤田征樹選手には、北京前からずっと一緒に歩んでくれている義肢装具士さんがいます。 (御存知の通り、藤田選手は両足義足です。) 藤田選手とはほとんど年も変わらず、お互いざっくばらんに話をする姿はまるで ブラザー のよう。 ともに率直に意見を出し合い、時には義足を手にとって熱い議論を夜中までくみかわすことも。 より良いものを作り上げ、そしてより良い成果を出したい、何としてももう一度表彰台へ、2人ともそんな思いだったのでしょう。 義肢装具士さんは、とても穏やかでまじめな好青年の方(かなりのイケメンです)で、しばしば藤田のレースなどにも足を運ばれていましたが、チームに口をはさむような方ではありませんでした。 いつもそっと藤田の走りを見ていました。 障害者の競技となると、ともすると家族・福祉関係の周りの人が口をはさみ、まるで土足で上がってくるような人もしばしば見受けられるようですが、義肢装具士さんはそんなことは全くなく、とても真摯な方でした。 以前の日本チームスタッフからも大きな信頼をされて、合宿にも来てもらったこともありました。その際には藤田選手のことは後回しで、買い出し・水補給・走路の掃除など、たくさんの雑用もやってくれて、チームにも貢献されていました。 昨年、義肢装具士さんが 晴れの日 を迎えた時、その日は藤田にとって大きな国内レースの前日でした。それでも、義肢装具士さんの晴れ姿を祝福すべく、式典に参加し、そのままスーツ姿でレース会場にやってきました。 自分のことのように嬉しそうな、とても晴れやかな顔でした。 北京後も、藤田選手と義肢装具士さんが一緒に切磋琢磨し最善のものを生み出す努力を極め、そしてつかんだ今回のメダルだったのでしょう。 普通の努力どころではない、2人で悩み苦しみ極限を極めて到達した表彰台だったのでは。 藤田選手、義肢装具士さん、本当におめでとうございます。 (2012年9月12日) |
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★ちょっと良い話その1 大城・パイロット伊藤ペア 頭が下がる伊藤パイロットの献身とプロ根性 2012ロンドン大会、タンデムスプリントで大激戦を展開して4位に入った大城竜之・パイロット伊藤保文ペア。 ロンドン目指して、北京後から当時のスタッフが良いパイロット探しを行い、そして快く引き受けてくれたのが、競輪のトップクラスの選手、伊藤保文さん(京都・71期)でした。 競輪S級1班という野球でいえば1軍レギュラーのトップスター選手。なかなか引きうけてくれる人がいない中、伊藤さんは受けてくれました。 そして大城選手との最初の合宿が09年8月に行われました。タンデムは初めてなのに、またサイズもあまりあっていないのに、すぐに乗りこなしたのはさすがでした。 しかし・・・。 最終日に、機材不良のため、落車。その時のメカは、JCFのメカニックの方ではなく、一般の人でした。機材の細かいことにはとても注意は払えなかったのでしょう、何を注意したらよいかもわからなかったのでしょう・・。 かけおろしに入った際、やわいタイヤがパンクし、伊藤さんが何とかして落車を防ごうとするもかけおろしでスピードの乗ったタンデムでは防ぎきれず、激しく転倒。 後ろの大城は鎖骨骨折・肺の損傷など重傷、伊藤さんも肩鎖関節脱臼という大きな怪我を負いました。それにもかかわらず自分の怪我については何も言わず、大城の容態を最後まで心配してくれていました。 パイロットをするというのは大変なことなのです。 自分の競技を削って、視覚障害者と一緒になって彼の競技を行うのです。 伊藤さんの場合にはプロの選手。 大城とのレースに出場するため、いくつもの賞金レース出場を断念。 さらには、自らのレースで落車・怪我などがあると、大城選手の競技に影響が出る。 2010年11月にはG3レースの準決勝で激しく落車。その1年前の大城のように、骨折だけでなく、肺を損傷。 その場で血を吐き、騒然となったそうです。それでも1カ月後のアジアパラ大会のために、すぐに復帰。 しかしその代償は大きかったようです。ダメージは残り、また大城に迷惑を掛けられないからますます無理な走りはしずらくなったのでは。 そのため、競輪のレースでの走りは、無理を避けるようなレースがしばしば目につき、成績もやや振るわなくなったり、大きな賞金のG1G2レースへの出場権を失うこともしばしばとなりました。 つまり、パイロットをやっていたがために、収入をかなり失い、さらには、トップ選手としてのプライド・ステータスであるビッグレースへの出場権をいくつも失ってしまいました。 伊藤さんにとっては悪循環が続いているようでした。 それでも伊藤さんは、 「やりますから」 と。 いろいろなフラストレーションやイライラはあったことでしょう。 それでも一緒になって真剣に戦ってくれました。 大城選手も当初は、プロの一流と組めるということで甘えがあったかもしれません。 しかし時間がたつにつれ、伊藤さんがどれだけ必死の思いでやっているか、理解していったのでしょう。 伊藤さんに敬意を払い、伊藤さんについていく・伊藤さんのために走る、なぜなら伊藤さんは自分のために走ってくれているのだから・・・。 大城自身、そんな気持ちになっていったのでは。 ロンドンの舞台を迎えるころには、本当に信頼感のある、素晴らしいペアになっていました。 9月2日この日は大城が初めてタンデムに乗ってから11年目の記念日でもありました。 決戦となるタンデムスプリント、準々決勝ではこれまで全く歯が立たなかったオランダペアを完全に撃破。 大城の顔にはこの11年間見せたことの無いような心からの笑顔が見られました。 伊藤さんが、文字通り、多大な犠牲を払って、体を張って、大城と走ってくれた、プロの高い姿勢を教えてくれた、その結果だったと言えるのでは。 明るい京都弁であっけらかんと話す伊藤さん。本当に素晴らしい方です。 伊藤保文選手は、9月13日から群馬県グリーンドーム前橋競輪場で行われるG1レースオールスター競輪に出場します。 皆さん、心やさしき力持ち・体を張って多大な犠牲を払って視覚障害者と一緒に夢を追ってくれた伊藤さんをどうか応援してください。 こんなプロ選手、他に見たことありません。 (2012年9月10日) |
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★クラス分け再編に関係なく 選手は健闘 2012ロンドン大会、自転車はメダル1つ(1選手)入賞3つ(2選手)となり、メダル獲得があってなおかつ選手の入賞率100%でした。 選手は本当に良くやりました。 ロンドンと北京では、クラス分けシステムが変わっています。2010年1月からの新しい制度です。この影響が有ってメダルが減ったのか、という声があるようです。 しかし、前回の北京が今回と同じクラス分けシステムで行われていたとしても、トラックで少なくともメダル4つというのは変わりませんでした。 北京大会に今回のクラス分けシステムを適用したとしても、トラックでメダル4つは取れていたのです。記録を見るとそれがわかります。 選手がインタビューで クラス分け再編は関係ない と述べていましたが、立派です。 容易にクラス分けを理由にする人が多くみられる中、本当に立派な振る舞いでした。 また北京は、熱心な指導のもと、当時のJCADも何としてでもと計画を立てて選手と一緒に集中して効率・効果を見極めながら取り組んできた成果もあったのでしょう。 運に恵まれた点もあったのでしょう。 メダルの数が減ってしまったのは色々な理由があるのでしょうが(単に運に恵まれなかった、石井選手の場合には2009年9月イタリアでの瀕死の重傷の影響が大きかった、大城・伊藤選手も数度の落車でやはり肺の損傷など大怪我があった・・・でも怪我を言い訳にはしませんでした これも立派な対応でした。 また、経験の浅い・乏しいスタッフ、など・・・)、4名の選手は皆大きな犠牲を払い、必死にもがいてきました。 選手の皆さん、メダルを取れた人も取れなかった人も、胸を張って帰って来てくださいね。 全選手、世界のトップであることは間違いなく証明されたのですから。 藤田選手、石井選手、大城選手・パイロット伊藤選手、素晴らしいレースでした。 ありがとうございました。 いろいろな方々から称賛・感謝の言葉が届いていることをお伝えします。 「私も自転車をやろうと思います」という声も。 (2012年9月10日) |
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★ロンドン2012 選手の皆さんお疲れさまでした 自転車全日程終了 2012ロンドン大会、自転車ロード2日目(9月6日)、男子C1/C2/C3統合ロードレース(8キロx8Laps=64キロ)に藤田征樹選手が出場。 レース中盤ノルウェーの選手と2人で逃げを打つなど積極的にレースを作りました。 最後は集団でのゴールスプリントとなり、藤田は12位(同タイム)でした。 メダル獲得はなりませんでしたが、世界トップレベルの実力を今回も示してくれました。 藤田選手、お疲れさまでした。 これで今大会自転車日本選手のレースはすべて終了しました。 選手の皆さん、本当にお疲れさまでした。 素晴らしい走りをありがとうございました。 多くの皆様からの応援、ありがとうございました。 (2012年9月6日) |
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★ロンドン2012 やった! おめでとう藤田銅メダル! ロードTT 2012ロンドン大会、自転車ロード初日(9月5日)、男子C3ロードタイムトライアルに出場した藤田征樹選手は、見事に銅メダルを獲得した模様。 おめでとう! 藤田! 8キロのコースを2周、16キロで争われたこのカテゴリー、選手個々の持久力・スピード・テクニックが試されるこの種目、新車で挑むという情報があったが、それも功を奏したのでしょうか、3位に入りました。 ガッツマン藤田の本領発揮、立派です! 本当に良くやった! おめでとう! 藤田選手! また、ずっと藤田と一緒に歩んできた義肢装具士さんの苦労もこれで報われたのでは。 藤田選手ともども、おめでとうございます。 これで今大会ようやく日本勢初のメダル獲得となった。 男子C4ロードTT(1周8キロx3Laps=24キロ)に出場した石井雅史は11位でした。石井選手は、2009年9月のロード世界選での大落車・瀕死の重傷を負いました。 頸椎・両鎖骨など10数本の骨折、もう自転車に乗るのは無理だろうと誰もが思ったほど。また、肺も損傷。 ミラノ郊外の病院での扱いはひどく、生きた心地がしなかったのでは。 耐えがたい苦労苦痛を乗り越えて競技に再度復帰、本当に苦しい3年間を過ごしてきたのでしょう。 自転車を誰よりも愛して接してきたその真摯な姿勢は他の選手の見本にもなったことでしょう。 立派でした。 石井選手、お疲れさまでした。 明日は藤田選手が男子C1/C2/C3統合ロードレースに出場します。最後の種目、健闘を祈ります!皆さん、ご声援をよろしくお願いします。 ガンバレ!征樹! (2012年9月5日) |
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★ロンドン2012 大城・伊藤ペア, タンデムスプリント4位 2012ロンドン大会、自転車4日目(9月2日)トラック最終日、男子B(視覚障害タンデム)スプリントに出場の大城竜之・伊藤保文(パイロット)は、準決勝でイギリスの最強ペアと対決。パイロットはオリンピックメダリストで日本の国際競輪にも何度も来たことのあるマクリーンが務めるペア。 奮闘した模様だが2-0で敗れ、3位決定戦へ。 やはりオリンピック出場経験があり国際競輪でもおなじみだったビラヌエバがパイロットを務めるスペインペアとの対戦。1本目は惜しい結果に。2本目は果敢に先行した模様だが敗れ、4位でした。 大城選手は3大会連続の4位ですが、このまれに見る激戦・ハイレベルな戦いでの4位は本当に立派です。 成長著しいと言えるのでは。 また、パイロットの伊藤保文選手も大きな怪我を乗り越えて、また自身のキャリア・収入を犠牲にしてまで大城選手と一緒に戦ってきました。 史上最高の、素晴らしいパイロットでした。 世界トップと互角に渡り合う激しい戦いを行った大城竜之・伊藤保文ペアに、大きな拍手をお願いいたします。 大城選手伊藤選手、お疲れさまでした。立派でした! なお、トラックレースの模様は、TouTubeでその映像が見れます。 YouTube から London 2012 Paralympic Track Cycling などで検索してみてください。 大会はこの後5日からのロードに移ります。 5日には男子C4ロードTTに石井雅史が、男子C3ロードTTに藤田征樹が出場、翌6日には男子C1/C2/C3統合ロードレースに藤田が出場予定です。 皆さま、引き続き応援よろしくお願いいたします。 ガンバレ征樹! ガンバレ雅史! (2012年9月3日) |
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★ロンドン2012 大城・伊藤ペア, 準決勝へ進出! タンデムスプリント 2012ロンドン大会、自転車4日目(9月2日)はトラック最終日。 男子B(視覚障害タンデム)スプリントに出場の大城竜之・伊藤保文(パイロット)は、予選のハロンで10秒6台を出しましたがそれでも5位というこちらもハイレベルな争い。 準々決勝ではこれまで2度対戦して全く勝てていなかったオランダペア(1キロTTメダリスト)と対戦。しかし、2-1(1本目先取、2本目も先着した模様ですが降格を取られました。3本目も勝った様子 いずれも果敢に先行)で撃破し、準決勝に進出した模様です。 準決勝は予選1位のイギリスの非常に強いペアとの対戦です。日本時間午後10時からの予定です。 皆さん、どうか、大城・伊藤ペアに大声援をお願いいたします。 準決勝に残っているのはものすごく強いペアばかりですが、皆さんの声援で大城選手伊藤選手をゴールまでどこよりも早く引っ張ってください。 ガンバレ大城!ガンバレ伊藤ヤス! (2012年9月2日) |
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★ロンドン2012 大城・伊藤ペアが男子タンデム1キロTTで6位入賞!超ハイレベルの争い 2012ロンドン大会、自転車3日目(9月1日)、男子B(視覚障害タンデム)1キロタイムトライアルに出場した大城竜之・伊藤保文(パイロット)は、1分4秒266で6位に入りました。 金メダルペアのタイムは1分1秒台(世界新記録)で、3位が1分3秒052、4位が1分3秒120という凄まじいハイレベルの争いだった模様です。 大城・伊藤ペアは、明日タンデムスプリントにも出場します。 皆さん、応援よろしくお願いします! 大城選手・伊藤選手、明日こそ表彰台を! みんな応援しています 頑張ってください! 石井雅史(C4)は男子C4個人追い抜き(4キロ)に出場。予選トップは4分40秒、4位が4分50秒というこちらもハイレベルな戦いだった模様です。 石井選手は5分2秒100で惜しくも9位でした。 石井選手はロードタイムトライアルにも出場予定です。 再び熱い走りを期待したいですね。 明日のタンデムスプリント、皆さんの暖かい声援をよろしくお願いします。 ガンバレ! 大城!伊藤ヤス! (2012年9月1日) |
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★ロンドン2012 石井がC4/C5統合1キロTTで6位入賞! 2012ロンドン大会、自転車2日目(8月31日)、石井雅史(C4)が男子C4/C5統合1キロタイムトライアルで6位に入りました。 こちらも1キロはC4とC5クラスが統合されて行われる大激戦でしたが6位に入ってくれました。 C4だけで見ると石井選手は3位。 2009年のロード世界選での落車大怪我から苦しい日々を越えてこのロンドンで再び健闘しています。 藤田征樹は男子C3個人追い抜きに出場、惜しくも9位でしたが、ロードに期待が持てます。ガッツある藤田選手のロードでの走りを皆さん応援してください。 本日9月1日は、日本時間午後5時半ごろより始まる男子Bクラス(視覚障害タンデム)に大城竜之・伊藤保文ペアが、そのあと行われる男子C4個人追い抜き(4キロ)に石井雅史が出場します。 皆さん、大城選手伊藤選手、そして石井選手に、熱い声援をよろしくお願いします。 ガンバレ! 勝て! 大城・伊藤、石井! なお、レースの経過・速報は公式サイトから見れます。 London2012 と検索すると出てくるはずです。 (2012年9月1日) |
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★頑張れ日本 藤田 石井 大城・伊藤! ロンドン開幕 2012ロンドン大会が開幕しました。 北京から4年。 本当に必死に、耐えがたいような苦しみを通り抜けて、もがき続けてきた、藤田征樹(C3)、石井雅史(C4)、大城竜之(B)・伊藤保文(パイロット)の4選手。 全力で悔いの無い走りをしてくれることを祈ります。 自転車競技初日の8月30日は、男子C1/C2/C3クラス統合1キロタイムトライアルに藤田征樹選手が出場します。 この大会では、男子C1・C2・C3の3つのクラスが統合されて1つの表彰種目として1キロタイムトライアルが行われます。(男子C4とC5がやはりクラス統合されて1キロが行われます。) 各クラスの障害による差を考慮して 係数 があてはめられます。 この係数のため、藤田選手には厳しい面もあるかもしれませんが、翌日の個人追い抜き(こちらは各クラス単独で行われる)に向けて良い走りをしてくれると期待されます。 皆さん、藤田選手に熱い声援をよろしくお願いいたします。 藤田選手、突っ走れ! 31日は、石井雅史選手が男子C5/C4クラス統合1キロタイムトライアルに、また藤田征樹選手が男子C3個人追い抜き(3キロ)に出場します。 選手はいずれも 調子が良い との話です。 思いっきり暴れまくってほしいですね。 ガンバレ 藤田 石井 大城・伊藤! 皆さん、どうか4選手に追い風を送ってあげてください! (2012年8月30日) |
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★本サイトについて 本サイトは、パラサイクリングに限らず、広く障害者自転車の情報発信を行って普及振興を促進し、またJCADの長年の記録を少しばかりでも残し、将来へのヒントになれば幸いです。その形でしばらくの間残すことになりました。 障害者自転車を盛り上げていくうえで、地味なツールの1つとなることを願っております。 障害を持った人たちも普通に自転車にそして競技に親しめるように・・・ 本サイトについては、無償ボランティアによる作業のため、すぐに返信できないことが多々あるかと思います。申し訳ありませんが、ご理解のほどお願いいたします。 広く障害者の自転車のことについて、どんどん情報発信が出来れば幸いです。 ・ パラサイクリング以外の障害カテゴリーについて、つながりを構築したい ・ どのようにして自転車を始めたらいいのか ・ こういうイベントがある、告知してくれないか ・ 仲間を募りたい ・ 共同で障害者用自転車を作成購入したい ・ 新たな活動を始めたい などなど、ささやかな交流の入口になれば、障害者自転車を応援できれば幸いです。 なお、メールについては、必ず件名を明記してください。件名が; 空欄のメール、“こんにちは” “よろしく” “お尋ね” といったタイトル、 などについては、削除される可能性がありますので、あらかじめご理解のほどお願い申し上げます。 |
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2011年3月11日に発生しました東日本大震災により被害を受けられた皆様に 心からお見舞い申し上げます。 |
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![]() Great History of JCAD; 2008 Beijing |
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最終更新日Last Updated: 2014年1月9日 |
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