2005日本障害者自転車競技大会
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(All photos by Y.Sato)

6月4日に行われた2005日本障害者自転車競技大会トラックに参加された選手の皆さん、お疲れ様でした。
 大会開催にあたって、パールイズミからジャージ、グローブ、靴下、ボトルの提供を、日本競輪選手会愛知支部からはタオルの提供とトラックレース開催協力を頂きました。 心から感謝申し上げます。 毎年開催させていただいております一宮競輪場の関係者の皆様、愛知県自転車競技連盟の皆様には今年もお世話いただき、ありがとうございました。

★トラック
2005年6月4日(土)
場所:愛知県一宮市 一宮競輪場 (1周400メートル)


 アテネパラリンピックが終わり、最初の大会。 参加者数はさすがに昨年を下回ったが、好記録連発に沸いた。

 アテネパラリンピック代表だったLC1佐久間明夫が元気に登場してくれた。 アテネが終わってからはさすがに以前のような練習ではないようで、個抜きは不出場だったが、1キロTTでは屋内板張りのアテネで自身がマークしたクラス日本記録に迫る1分17秒台をマーク。このクラスの屋外日本最高、アテネに向けて調整していた昨年のこの大会での記録を1秒以上上回る記録! さすがである。
 同じクラスの松浦精司も驚くような走りを見せてくれた。独走となった4000メートル個抜きで5分47秒台と昨年より43秒もタイムを縮めた。03年ヨーロッパ選で佐久間がマークした屋外日本最高(43秒台)にも迫る勢い。これからに大きな期待がかかる。厳しい練習やプレッシャーに負けないで、素晴らしいものを作り上げて欲しい。

 今年も数多く参加した知的障害選手は、安定した走りを再度見せてくれた。昨年のこの大会で知り合った地元愛知の競輪選手の皆さんと交流を深めているようで、慣れた走り、そして好タイムも出していた。根本直樹の4000メートル個抜き6分27秒はすばらしいタイムと思われる。 これからもみんなで自転車に親しんでいくことが期待される。
 
 今年の大会は確かに数的には昨年より少なかったが、新しい選手も参加していた。 遠く宮城や福岡から参加してくれた選手たちで、レースの雰囲気を楽しんでいただけたなら幸いです。 


ID根本 好タイムをたたき出す


ID女子トップ 土岐

ID個抜き 笠原(左)と藤原


ID女子 作田

CP優勝の安田

ベテラン古賀(CP) 鍛えられた筋肉

宮城から参加の橋本(CP)


こちらは福岡から参加の狩野(LC3)


アテネを駆け抜けた男、佐久間(LC1) 
1キロのタイムはさすが!



個抜き素晴らしいタイムを出した松浦(LC1)
さらに強くなって欲しい


2005大会トラック参加記

LC1佐久間明夫(アテネパラリンピック代表)

毎年6月に行われる障害者自転車競技大会、年一度の大会で日本全国から選手が集まるので楽しみにしている競技会です。今回も愛知県で6月4日一宮競輪場(トラック)、6月5日犬山(ロード)競技が開催され、自己の都合により一宮競輪場のトラック競技のみ参加させていただきました。

昨年アテネパラリンピックに参加させていただき、スタッフそして沢山の方からご指導応援を頂き感謝しております。

パラリンピックから帰国後は2ヶ月間練習を休み、その後も仕事が忙しくなり充実した練習ができない状況でした。しかし6月に愛知県で競技が開催されることの案内で4月下旬より集中的に短距離の練習を行いました。

トラック競技結果としては、昨年同時期のタイムより良かったのでほっとした感じでした。競技が終了し以前からの知り合いの選手と懐かしい話などに盛り上がりました。

今後の抱負としては、短距離1kmTTで1分15秒を切るタイムを出すことが目標で、ひとつには年齢そして自分というライバルに勝ってこそ目標が達成できることと思っており、焦らず練習に励んでいきたいと思っております。

最後にこんなことができたらいいなと思うことがあります。障害者協会の会員選手の人たちとサイクリングなどで楽しく走ること。道路事情などで非常に難しいと思いますが、そんなことが出来たら楽しいと思うし、会員以外の人の参加者も増えてより楽しく走れるのではないかなと思っております。

LC1松浦精司

 6月4日(土)、一宮競輪場でのトラック種目。競技はほぼ午前中で終わるのでメイン種目の4km個抜きまでに力を使い果たさないよう、注意しなければならない。まず200mハロン、13秒61。12秒台は出したかったがまあこんなものか。足は軽い。バンクも軽く感じる。

次は1kmTT、あくまで4km個抜きをメインに考えているので、ここで力を使い過ぎてはいけないと考えながらスタート。結果は1分19秒台。初めて20秒の壁を破った。

これまでの練習や記録会では、こんなタイムは全く出なかったので不思議な気持ちだ。正直すごく嬉しかったがすぐに気持ちを切り替えローラー台でダウンをする。ちなみにアテネ代表の佐久間さんは17秒台。さすがに格の違いを見せ付けられた。

  いよいよメインの4km個抜き、佐久間さんは走らないらしい。少しガッカリしたが、気持ちをリラックスさせながら集中力を高めていく。そしてスタート。1kmTTの疲れが抜けていないのか、スタンディングスタートの200mは足が重く感じる。バックに入ってすぐに座る。3コーナーまでにハンドルバーを持ち替えてエアロポジションの姿勢を取る。事前に妻にストップウォッチを渡して使い方を教えておいたので周回ごとにラップタイムを叫んで貰う。「34秒!」の声。嘘じゃないのか!?。これまでの練習では36秒〜37秒台しか出なかったので耳を疑う。それとも妻がストップウォッチを押し間違えているのか。エアロヘルメットを被っていたので、周りの声は若干聞き取りにくかったが、それでも甲高い声はハッキリと聞こえた。

次の周も34秒台、これは本当だ、いけるかも知れない。その後も淡々と34秒台で周回を重ねる。しかし6週目あたりから急激に苦しくなる。

「35秒!」。ラップが落ちてきた。太腿が乳酸の塊のようになり感覚がマヒしてきて足が回らない。すごく苦しいがそれでも気力でペダルを踏み続ける。それでもラップはさらに落ちていく。

ラスト1周、死ぬ気でペダルを踏み倒してゴール。最終周は再び34秒台に上げた。すごく苦しかったが、それ以上に結果が気になるので、ろくにダウンもせずにスタート地点でタイムを確認しに行く。

結果は5分47秒台。やった!今の僕の力では考えられないタイムが出た。何せこれまでの練習では6分の壁を全然越えることが出来なかったのだから・・・

ピスト種目は自分でも出来すぎで、大満足の結果で終えることができた。


2005日本障害者自転車競技大会トラック全リザルト(PDFファイル)


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